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東京、大阪で焼鳥・すし・焼肉など9店舗を展開する「一石三鳥グループ」が、静岡・三島市に10店舗目をオープンしました。炭とまきを使い分けて焼く高級焼き鳥店です。多彩なコースを一挙公開します!
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「手に届く高級感」
店のコンセプトは「手に届く高級感」。
こだわりの店構えに絶品料理、そして笑顔を引き出すおもてなしに定評があります。
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店内はジャズが流れ、ダウンライトにほんのり照らされて落ち着いた雰囲気です。
かといって気取り過ぎず、料理人のみなさんが食材や調理法について気さくに話してくれるので、程よいコミュニケーションが「焼き」の待ち時間をむしろ楽しい時間に変えてくれます。
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一石三鳥という店名には「食べて、飲んで、それ以外の価値を伝えられるお店」という気持ちが込められています。
まきと炭を使い分け
一石三鳥では、鶏の種類や部位、食材によって最高の火入れができるよう、まきと炭を使い分けています。
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キッチンの正面奥ではまきを使った調理と、必要に応じて燻製なども行います。
キッチン手前のカウンター側では、炭を使って串焼きなどの調理を行います。
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コース料理をご紹介
開店からしばらくは、コースメニューのみの営業を予定しているそうです。現在、予約を受け付けているのは「三島コース(8800円)」で、今後は「鶴コース(1万3000円)」も予定しているそうです。
今回は、取材時に提供された料理の中から、いくつかセレクトしてお伝えします。
お品書きの焼き物は、炭焼きなのか、まき焼きなのかが分かるように書かれています。
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炭は遠赤外線効果で中までじっくり火が入るため、せせりやレバーなど、おなじみの串メニューに。
一方まきは高温で一気に火が入るため、香ばしいメダイや手羽、個性の強い野菜に使います。
まず本命の串焼き
絶対に外せないのは「月見つくね(炭焼)」です。
食べる前はひき肉の食感を想像していたのですが、一口食べてみると、想像と違ってしっかりとした肉感が残っています。
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卵は濃厚なコクが特徴な大分県産の「蘭王」を使用するこだわり。
食べ終わった後、小皿の底に残ったタレと黄身を、白いご飯にかけたらさぞうまいだろうと思ってしまいました。
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次は「レバー」です。
好みが分かれるかもしれませんが、全く嫌な臭みもなく、ふっくらなのにトロリとレア感のある柔らかさです。
甘辛いタレをたっぷり絡めている様子を見ながら、もう待ちきれませんました!
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続いて「抱身 柚子胡椒(炭焼)」です。
抱身とは、鶏胸肉を鶏皮で巻いたもので、さっぱりとした柔らかい胸肉と、皮の脂のうま味が両方楽しめるメニューです。
柚子胡椒の爽やかな香りが口に広がります。
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「手羽(薪焼)」は、まきの網の上で焼かれているのがカウンター席から見えていました。
まだかな、まだかな、と待つ時間もおいしさの演出です。
かぶりつくと肉汁がスープのようにあふれ出ます。
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焼き野菜がこんなにおいしいとは!
焼き料理は串物だけではありません。
「アンディーブ(薪焼)」は、別名チコリとも呼ばれ、少し苦みがある西洋野菜です。まきで焼いた後に、ペコリーノ・ロマーノチーズと、シェリービネガーを煮詰めたソースを合わせます。
シャキシャキの食感を楽しむには、箸で切らずにそのままかぶりつくのがおすすめです。
最後は箸に挟んだアンディーブを使って、皿に残ったチーズとソースを残らずかき寄せたくなるほどのおいしさです。
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「ビーツ」は塩とオリーブオイルだけで味付け。
焼いてあるのにシャキっとしっかりとした歯ごたえがあり、サラダ感覚です。
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コースには含まれないのですが、追加でオーダーしたのが「トマト(400円)」です。
ゆっくり焼かれたことで、とろけるようなジューシーな甘みが濃くなり、口いっぱいに広がります。
とても熱いので、食べる時にはヤケドにご注意を。
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追加串はほかにも、うずらや銀杏などがあります。
【もっと見る】追加串のメニュー表コース料理に戻って、次は「紅くるりのピクルス」です。
紅くるりとは、小ぶりの赤ダイコンのことです。薄くスライスしたものを、さっぱりとしたピクルスに仕上げています。
肉料理の合間に、ちょうどよい箸休めになりました。
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創作料理も見逃せない
焼き物の合間にもさまざまな料理が、コースに彩りを添えます。
コースの最初に先付けとして出されたのが「茶碗蒸し」です。
齋藤光 総料理長によると、まずはお腹を少し温めてから、ゆったりとした気持ちで食事を始められるようにという心配りです。
具が入っていない分、シンプルにカツオと昆布の和風だしと、卵のうまみが際立ちます。濃い黄色が卵の濃厚さを物語っています。
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「目鯛 菊芋ソース(炭焼)」は、まきでふっくらと焼き上げたメダイの下に、菊芋のソースが敷かれ、上にはショウガと長ネギのチップスがのっています。
ほんのり甘い菊芋ソースと、ピリッと辛みのあるチップスが、口の中でいろんな味覚を刺激してくれます。
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コースメニューを見た時に驚いたのは「鶏と鯖出汁の冷麺」でした。
お肉料理や、味の濃い料理が続いた後に食べると、さっぱりとしますよね。
だしのきいたスープは味わいしっかり、冷たいので飲み口はとてもすっきり。大葉と花穂が爽やかに香ります。
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そしてシメのメニューは「真蛸のタコ飯」です。
総料理長が、その日の朝に沼津港で仕入れてきたというマダコを使っています。
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炊きあがったタコ飯には、すりおろした山芋と、ネギ、ショウガ、大葉をトッピングし、黒七味で香りづけをします。
その一連の作業も、目の前でパフォーマンスとして見せてくれます。
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釜炊き独特のしっかりとしたご飯の粒感に、タコの弾力と、すりおろし山芋が全体にからんで、これまでに食べたことのない味わいでした。
デート 接待 記念日などに
店内は木を基調とした落ち着いたデザインで、デートや接待のほか、記念日などさまざまなシーンで利用できそうです。
入店するとまず目を引くのが、天井の高い広々とした空間に置かれたL字のカウンター(最大10席)です。
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カウンター席を指定して予約も可能で、料理人たちが忙しなく動く様子をライブ感覚で見ることができます。
正面奥の薪の炎を見ているだけでも、ゆったりとした気持ちになります。
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大人数なら座敷席や個室もあります。
座敷席は掘りごたつになっているので、足をおろしてくつろげます。
個室は最大8席。お祝い事や、家族連れに便利です。
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なぜ静岡県三島市に?
東京、大阪に9店舗を展開する一石三鳥グループが、今回なぜ三島に出店することになったのか。
実は、一石三鳥グループを運営するHuman Qreateの米田拓史社長は、学生時代を三島で過ごした経験があります。
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自分を育ててくれた三島に恩返しがしたい、という気持ちから今回の出店となりました。
もちろん思い出の土地というだけでなく、都会では難しい広さの敷地を確保できたことで、創造性の高い空間演出ができるなど、地方だからこそのメリットも三島を選んだ理由です。
![米田拓史社長 (画像提供:一石三鳥)](https://wasabee.media/uploads/2024/06/019b1fc91bd60813b7c908cba79b8bae.jpg)
時に恋人たちの語らいの場として、時に家族の記念日を祝う場として、三島の人々の思い出を作っていくことでしょう。皆さんも思い出の1ページをこの店で残してみてはいかがですか。
■店名 一石三鳥 三島店
■住所 静岡県三島市栄町2-26
■営業時間 17:00~23:00 (料理L.O. 22:00 ドリンクL.O. 22:00)
■定休 火
■問合せ 055-955-4666
■駐車場 7台
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